日テレドラマで司法修習生

 日本テレビの7月期の福士蒼汰さん主演のドラマで、主役と関係者が司法修習生というドラマが始まるようです。

 

 司法修習生については、ご存知ない方も多いのではないかと思いますが、司法試験合格後に、弁護士・裁判官・検察官といった法曹になる資格を得るために、司法研修所という機関で、実務的勉強を行っている人たちのことになります。

 司法試験に合格すれば直ちに仕事が出来るというのではなく、合格した後、修習のカリキュラムをこなし、最後に通称二回試験と呼ばれる司法修習生考査に合格しなければ、弁護士にも、裁判官にも、検察官にもなれません。

 

 私の時には、1年半の期間があり、最初の3か月と最後の3か月は、埼玉県和光市にある司法研修所にて座学、間の1年は札幌で、各3か月、検察庁、裁判所刑事部、法律事務所、裁判所民事部で実務の修習をしていました。勤務は、朝から夕方までの日中です。

 

 実務修習で何をしているのかと言えば、検察庁では、被疑者の取調や供述調書を作成する修習がありますし、裁判所では、法廷の裁判官席の左下辺りに座らされて傍聴したり、記録を読んで判決などを書く練習をさせられていました。

 法律事務所では、相談に同席するとか、書面の作成の練習をさせてもらうとか、法廷に同行するといった感じでした。

 

 この司法修習生、最高裁判所に採用される国家公務員に準ずる立場で、守秘義務・修習専念義務(許可がない限り、修習期間中アルバイト等ができません。)を負います。国家が法曹を養成するために、司法修習生に義務を課すとともに、司法内部の横断的な研修機会を与えているものと言えます。


 かつては、「ビギナー」というフジテレビ系のドラマでも、司法修習生が取り扱われていました。「ビギナー」では、司法修習そのものが話の筋でした。

 一方で、冒頭で紹介したドラマ、局のホームページのイントロダクションを見る限り、司法修習生はあくまで舞台設定に過ぎないような感じがしました。

 秋元康さんが企画・原案というのもどうかなぁというところで、あまり実像とかけ離れた司法修習生像が流布されなければいいと思っております。

 

 

2017年06月27日