報道から(40年無資格で弁護士業務者逮捕)

先日の報道で、無資格で40年近く法律業務を行ってきた東京の男性が逮捕されるというのがありました。

弁護士法72条では、弁護士以外の者が、報酬を得る目的で法律業務を取り扱うことを禁じています。

 

弁護士法72条が一般的に問題になるのは、司法書士や行政書士との職域に関してが多いのですが、この方は、全くの無資格者だったようです。

 

無資格であるにも関わらず、「司法書士・行政書士」と書かれた名刺を使っていたようですので、資格を騙り、収入を得ていたとして、詐欺罪に該当することもありそうです。


特に驚きなのは、遺産分割や立退といった法律業務を40年近く取り扱ってきていたにも関わらず、今まで露見しなかったところです。

法廷に立たないで(当然、無資格では法廷に立つ前に門前払いでしょうが。)交渉で済ましていたとは言え、相手方に専門職が就任していれば、当然に指摘・告発されていたと思いますから、おそらく相手方に専門職が就いたことは皆無か、ほとんどなかったのでしょう。

 

これは、市井の事件の多くが弁護士不介在のままイレギュラーに処理されているかを如実に示す一例だと言えましょう。

2017年06月16日